【アルバム】石和温泉の幕開け
ぶどう畑の中に噴き出した温泉は小川に流れ出し青空浴場となった。\n\n昭和36年1月24日、山梨交通株式会社が石和町八田地内に職員の保養施設を建設するため、その泉源としてボーリングを進めていたところ、地下150mに達した時、摂氏46度の温泉が地上5、6メートルまで噴き出し、湧出量も毎分1200リットルに達した。\nこの湯が近くを流れる幅1mの小川に流入した。これが青空浴場の基である。連日連夜近隣の人達が押し寄せ、川幅もたちまち10m余に広げられ、青空大浴場となった。この様子が新聞・ラジオ・テレビ・週刊誌等に報道されたため、石和町の名は一躍全国にとどろき、石和温泉郷の幕開けとなったのである。(石和町誌第二巻より)\n その後、温泉供給は県営で行われ、果物と温泉をセールスポイントにした石和温泉に発展していった。\n